名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:18:19.62 27oozu6n

ダイヤ「ですが!私は習い事やら生徒会の雑務等で忙しいので…代役を用意しましたわ!」


曜「代役一号!渡辺曜です!ヨーソロー!」


果南「ようするに泳ぎ方を教えればいいんでしょ?」


ダイヤ「そのとおり」


果南「でもなんで今頃…」


ダイヤ「実は今回はルビィ本人の意志なのです」


曜「ルビィちゃんの?」


ダイヤ「Aqoursの他のメンバーはみんなを泳げるのに自分だけ泳げないのは恥ずかしい…と」


果南「まあ、恥ずかしいかどうかはわからないけど、泳げるに越したことはないもんね」


果南「いいよ、私と曜でルビィちゃんの泳ぎを見てあげる。ねっ曜?」


曜「まかせてダイヤさん、ルビィちゃんを立派なスイマーにしてみせるから!」


ダイヤ「では、頼みましたわよ」


名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:22:20.05 27oozu6n

果南「ということで」


曜「早速学校のプールに来たよ!」


ルビィ「果南さん、曜さん、よろしくお願いします!」


果南「うん、ダイヤから頼まれたし泳げるようになるまで2人で手取り足取り教えるからね」


ルビィ「ルビィも泳げるようになるために、がんばルビィ!します!」


曜「じゃあ早速だけど初めていこうか」


果南「まずは、私が手を持つからバタ足から始めようか」


果南「はい、それじゃあバタ足開始!」



ルビィ「ぅゅ…!」ばしゃばしゃ


ルビィ「あれ?どんどん脚が…沈んでいく!」


曜「はいストップ!」


曜「ルビィちゃん、泳ぐときにあまり体に力を入れちゃダメだよ?逆に沈んでいっちゃうからね」


ルビィ「そうなんですか?」


曜「うん、体の力をもっと抜いて」


ルビィ「は、はい!」ばしゃばしゃ


果南「そうそう、いい感じ」


名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:26:10.63 27oozu6n




果南「そろそろお昼になるね、今日はここら辺で切り上げようか」


ルビィ「はぁはぁ…はい」


曜「ルビィちゃんお疲れ、ずっとバタ足してたから疲れたでしょ?」


ルビィ「ううん、まだ大丈夫です!」


果南「あんまり無理しすぎもよくないよ、初めのうちは練習は少なめにして慣れてきてから徐々に増やしていこうか」


ルビィ「はい!」


曜「じゃあ午後はビート板使って1人でやってみる?」


ルビィ「ビート板…! ルビィ、1人でできるかな…」


果南「大丈夫だよ、終盤はいいバタ足できてたし、それに私たちがそばについてるし、ね?」


ルビィ「…うん!やってみる!」


名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:28:50.03 27oozu6n



曜「日も暮れてしたし、今日は練習引き上げようか」


果南「そうだね、ルビィちゃんお疲れ様」


曜「バタ足だけならほとんどオッケーだね!」


ルビィ「ほんとに?」


果南「うん、明日はもう息継ぎの練習に入れそうだね」


ルビィ「息継ぎか…怖いなぁ」


曜「今日みたいに基本をしっかり押さえて泳げば大丈夫だよ」


果南「さ、早く上がろう。2人とも帰りにアイスおごってあげるよ」


曜「さっすが果南ちゃん!ふとっぱら!」


ルビィ「やったぁ!」


果南「ふふ♪」


名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:32:59.14 27oozu6n

その後、ルビィは毎日練習をし、2人の指導とルビィ本人の頑張りによって、なんとかクロールを25m泳げるようにまで成長したのであった





ルビィ「ぷはぁ!」


曜「ルビィちゃんやったね!初めて50mも泳げたよ!」


ルビィ「やった…やった!ルビィ泳げました!」



果南「うん!クロールはほとんど完璧だね、言うことなし!ルビィ、がんばったね!」


ルビィ「えへへ…! でも、ルビィが泳げるようになったのも2人のお陰です…ありがとう!」


曜「後輩に泳ぎ方を教えるくらい、どうってことないよ」


ルビィ「曜さん…! でもよかった…帰ったらお姉ちゃんに泳げるようになったって報告しよう! 曜さん、果南さん、この一週間ありがとうございました!」


曜「ん?」


果南「ん?」


ルビィ「え…?」


曜「いや、まだ終わりじゃないよ?」


ルビィ「…んん??」


13 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:37:28.37 27oozu6n

曜「『完璧なスイマー』にするってダイヤさんと約束しちゃったもんね!50mくらいじゃまだ完璧とは言えないよ」


ルビィ「え…」


果南「それにまだ平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライが残ってるもんね!」


曜「海で遊ぶんだったら立ち泳ぎもマスターしときたいよね!」


ルビィ「え… ええええ!そんなにやるんですかぁあああああ!?」


果南「もちろん、クロールだけじゃ泳げるとは言えないよ」


果南「時間があったらダイビングも教えたいし♪」


ルビィ「もうダメ… 無理です…そんなに…ルビィできません…」


曜「じゃあ…やめる?」


ルビィ「えっ…」


15 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:42:50.19 27oozu6n

曜「たしかに、一応クロールはできるから泳げないとは言えない。 水泳の練習だって辛いし… でもここで終わりにしたら…ここで逃げ出したら」


曜「ダイヤさん、どう思うかな?」


ルビィ「お姉ちゃんが?」


果南「ダイヤ、今回ルビィが自分言い出してくれたことが嬉しかったみたいよ」


ルビィ「お姉ちゃん…」


果南「そんなダイヤに、『クロールだけ習得しました』なんていったら、ダイヤどう思うかな」


ルビィ「あ…」


果南「ルビィ、辛いのはわかる。でもここで踏ん張って、完璧なスイマーになってダイヤの期待に応えよう、ね?」



ルビィ「うん…ルビィ甘えてた…自分から言い出したことなのにクロールだけで終わらせようとしてた…でも、それじゃダメなんだ!」


ルビィ「果南さん!曜さん!もっと!もっとルビィの練習に付き合ってください…お願いします!」


曜「よくいった!それでこそルビィちゃん!」


果南「もちろん、私たちもまだ見てあげるよ、でもそのぶん練習は多くなるけど…」


ルビィ「大丈夫です!ルビィ、どんな練習にも耐えます!」


18 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:50:15.87 27oozu6n

翌朝4時

ルビィ「ふわあああ…まだ眠たいよ…こんな早朝から泳ぐんですか…?」


曜「ううん、泳がないよ。今日は一日体作り」


ルビィ「からだ…?」


果南「水泳はハードだからね、何メートルでも泳ぎきることができる体力!肺活量!」


曜「ワンストロークを少しでも伸ばす脚力!泳力!」


果南「そのためには筋トレはかかせないよ!」


ルビィ「ええ…!泳ぐだけじゃなかったの…!」


曜「甘い!! みかんどら焼きよりも甘い!」


果南「ほら、しゃべってる時間がもったいない、さっそくランニング始めるよ!」


ルビィ(まあ、ランニングならAqoursの練習でもこなしてるし…)


果南「はい、ランニング10km始め!」


ルビィ「……?」


ルビィ「じゅ、10キロ!?」


曜「ほら、早く行く!メニューの予定がギッチギチなんだから!」


ルビィ「は、はぃ!!」たったったっ
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19 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:53:00.98 27oozu6n




ルビィ「はぁはぁ… !疲れた…も…しんじゃうよ…! はぁはぁ」


曜「はい、お疲れ様」


果南「次は兎跳びだよ」


ルビィ「あの…休憩は?…」ぜぇぜぇ


果南「そんなもん必要なし!」


ルビィ「そんな…」


曜「ほらほら、私たちも一緒にやってあげるから!」


ルビィ「うゆ…」


果南「じゃあ兎跳び階段10往復始め!」


曜「ヨーソロー!はりきって行こー!」ぴょんぴょん


ルビィ「はぁはぁ…!」ぴょんぴょん


22 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 20:57:11.73 27oozu6n



ルビィ「……(ダメだ…あの兎跳びのあと腹筋背筋腕立てスクワット30回を10セット…!)」


ルビィ(そのあといんなーまっする?を鍛えて…これからようやく泳ぎの練習…!)


ルビィ(ルビィ…しんじゃう!)


果南「はい、休憩終わり!じゃあプールに入って」


ルビィ「あの、ルビィ今日はもう…その…」


曜「大丈夫!成せばなる!なさねばならぬ!なにごとも!なさぬは人のなんたか
だよ! ベストを尽くせば結果はついてくる! ほら、いけぇ!」


ルビィ「え、えええ!?」


ドボーーン!っ


ルビィ「ぷはぁ!はぁ!」ばしゃばしゃ


果南「はい、じゃあクロール今日は少なめに200mね!」


ルビィ(少なめ?!)


果南「そのあとで今日は平泳ぎの練習に入るから」


ルビィ(もうだめ…お姉ちゃん、今日がルビィの命日になりそうです…)


23 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:01:35.03 27oozu6n




果南「はい、じゃあ今日の練習は終わり!」


曜「ルビィちゃんお疲れ!」


ルビィ「こひゅー… こひゅー… こひゅー…」



果南「ほら、日暮れちゃうよ!早く上がって着替える!」


ルビィ「は、はい…」バシャ…


ルビィ「あの曜さん…果南さん」


果南「ん?」


曜「どーしたの?」


ルビィ「あの… ルビィちゃんと練習はするけど… 1日にこの量はきついっていうか…その」


2人「……」


ルビィ「平泳ぎも、他の泳ぎ方もマスターするから…もっと長期的なペースでやりたいなぁって…」


果南「ルビィ」


ルビィ「…はい」

果南「そんなこと言ってもね、夏は待ってくれないんだよ!」

ルビィ「え」


果南「この夏が終わるまでにすべての泳ぎ方をマスターする!それが今回の目標だよ!」



24 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:05:11.17 27oozu6n

ルビィ(ルビィの知らない間に変な目標が追加されてる!!)


曜「それにね、私たちもただキツくしてるだけじゃないんだよ」


曜「ルビィちゃんに可能性を感じてるんだよ!だからこそ、厳しくやってるの」


ルビィ「ルビィに可能性…?」


果南「ルビィは飲み込み早いからね、ついつい私たちもたくさん教えてあげたくらなっちゃうんだよねー」


曜「ルビィちゃんが一人前のスイマーになったら、3人で海いってたくさん泳ごうね!」


ルビィ(そうだったんだ…ふたりともルビィのこと虐めてたわけじゃないんだ…)

ルビィ(ルビィに期待してるから…ルビィのことを真剣に指導してくれるからこその厳しさなんだ!)


ルビィ(それなのにルビィ…弱音を吐いてばっかり…こんなんじゃダメだ!)


ルビィ「あ、あの!」


2人「ん?」



ルビィ「あ… あしたも練習お願いします!」


果南「…うん!もちろんだよ」


26 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:10:02.49 27oozu6n

それからも過酷な練習は続き…


ルビィ「なんですか!?この装置!プールに水流が生まれてゆ!」


果南「鞠莉に頼んで取り寄せたんだ、今日の練習のこの水流にひたすら逆らい泳ぎ続ける練習だよ」


曜「少しでも泳ぐペース落とすと壁際まで押されちゃうからね、ペース維持を目指そう!」





「ねぇ、さいきん浦女にトレーニングルームできたの知ってる?」


「トレーニングルーム?なんでいまさら?」


「なんでも友達の頼みで、理事長がすべて私費で作ったんだって!置いてあるトレーニング器具はすべて最高品質のもの!」


「いつから浦女ってそんなに体育系になったの?」





鞠莉「もう!果南ったら!私にハグすればなんでもしてくれると思って!」ぷんすこ

鞠莉「次はナッシングなんだからね!」


27 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:11:32.99 yWavy3z1

スイマー体系のルビィちゃんになっちゃうんか…


28 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:13:50.92 27oozu6n

そうこうしてるうちに夏が終わり、二学期が始まった…


花丸「善子ちゃん…」


善子「…うん、ちょっとルビィ」


ルビィ「なーに善子ちゃん?」


花丸「ルビィちゃんなんか…でかくなった?身長」


ルビィ「え?そうかな…」


善子「いや、絶対でかくなってるわよ!ちょっときなさい!」がしっ


ルビィ「ピギィ!?どこ行くの?」



保健室


善子「失礼します! 身長計かります!」


花丸「ほら、ルビィちゃん身長測るずら!」


ルビィ「いきなりなんなの…」


善子「ええっと数値は… えっ」


花丸「善子ちゃん!いくつずら?」


善子「ひゃ…ひゃく… 168.7cm」


花丸「ずらぁああああ?!」
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30 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:18:34.57 27oozu6n

ルビィ「あはは…どうりで、靴が合わなくなったわけだ」


善子「はぁあああああ?!なにこれ?!ちょっと!」


花丸「4月の身体測定の時は、ルビィちゃんほとんどマルと一緒だったずら…!」


善子「なに!?なにが起こってるっていうの?!あんた、悪魔と契約交わしたんじゃないでしょうねぇ?!」


ルビィ「善子ちゃんじゃないし、そんなことしないよ…」


花丸「ぜ、前代未聞ずら!」





千歌「それでねー!そのとき梨子ちゃんがねー」


梨子「もう!その話はやめてって!」


曜「梨子ちゃんってほんとに壁大好きなんだねー」


千歌「おっ、部室一番乗り!」


梨子「私たち、今日HR早めに終わったものね」


31 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:21:03.76 27oozu6n

善子「た、大変よ!」バタバタ


曜「あっ!ヨーシコー!」


善子「だからヨハネよ!ってそんなことはどうでもよくて!」


梨子「なにをそんなに慌てているの?」


善子「ずら丸!早く連れてきなさい!」


花丸「ほら!ルビィちゃん部室に入るずら!」


千歌「ルビィちゃん?」


ルビィ「う、うん… こんにちは…」ガッ



ルビィ「あれ…? あれ…部室に入れない」


善子「もしかして…」


花丸「ルビィちゃん、肩幅が広すぎてドアにつっかえてるずら!!!!」


ルビィ「ええええええ?!」


32 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:28:36.01 27oozu6n




ダイヤ「さて…説明してもらいましょうか」


曜・果南「…」


鞠莉(まずいわ!これはダイヤ能面モード! 激おこプンプンダイヤ丸の寸前よっ!) ひそひそ


千歌(ダイヤさんって本当に怒ると真顔になるんだね…)ひそひそ


曜「い、いやーなんとかいいますか…不測の事態といいますか」


果南「わたしたちは普通に練習してただけだけど…」


ダイヤ「普通…? 普通に練習してて…こんなに逞しいルビィになったというのですか…?」ごごご


2人「ひぃっ!?」


鞠莉「まずいわ!ダイヤ般若モードよ!」

善子「まさしく、鬼の形相!」


ダイヤ「どう普通の練習をしたら!こんなひと夏で身長が10cm以上も伸びて 腹筋もバキバキに割れて胸囲が125cmにもなるルビィが生まれんですかっ!!」


ルビィ「こんなマッチョな体…もうアイドルできないよ…」


梨子(ルビィちゃんの肩幅が広すぎてとなりの椅子に誰も座れないわ)


34 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:33:21.42 27oozu6n

ダイヤ「確かに、2人に依頼したのはこの私ですし? ルビィは完全に泳げるように成長しました、そこは感謝しますわ」


ダイヤ「ですが!だれがルビィをこんな女性離れした肉体へ改造しろと言いましたか!!」


果南「どうどう!ダイヤ落ち着いて!」



ダイヤ「聞くところによると、ルビィにわざわざトレーニングルームまで作ったとか」


曜「まあ、私も使ってたんだけどね」


ダイヤ「おだまらっしゃい!!」くわっ


曜「ひっ!?」


花丸「でもおかしいずら、8月の最後にAqoursの練習してたときは普通のルビィちゃんだったずら」


梨子「たしかに、そうよね…!」


千歌「それじゃあこんな短期間でルビィちゃんはマッチョルビィになったってこと?!」


ルビィ「ぅゆ…」


ダイヤ「ルビィ、いつ頃からこのような体つきになったか自覚はありませんの?」


ルビィ「たしかに2人とトレーニング始めて、体力はついたけどここまでには…」


ルビィ「あっそういえば」


ダイヤ「なにか思い出しましたのね!」


ルビィ「う、うん 練習の最終日に鞠莉さんが…」


鞠莉「マリーがなにか?」


36 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:40:25.70 27oozu6n

8月最後の練習日の帰り道


ルビィ(やった!ルビィついに完璧なスイマーになれたよ!)


ルビィ(2人の練習メニューは本当にきつかったけど…でもルビィやりきったんだ!)


鞠莉「あら? ルビィじゃない」


ルビィ「あ、鞠莉さん」


鞠莉「水泳の練習帰りかしら?」


ルビィ「はい、今日で終わりなんです」


鞠莉「この夏よく頑張ったわね、心なしか顔を引き締まって見えるわ!… あっそうだ!はいこれ!ルビィにプレゼンツ!」


ルビィ「なんですか…これ…?」


鞠莉「海外の知り合いからね、試作品のサプリメントをもらったんだけどルビィにあげるわ」


鞠莉「それを飲んで早く寝ると翌朝疲れが綺麗に取れるらしいのよ、それをドリンクしと今日は早めにゴー トゥ ベッドしなさい、明日また新学期なんだから」



ルビィ「いいんですか?!」


鞠莉「ええ♪」


ルビィ「ありがとう!」





ルビィ「それをのんで寝て…今日朝起きたら…」


善子「それって…」


梨子「もしかしてプロテインじゃないかしら?」


ダイヤ「鞠莉さん…?」


鞠莉「ダイヤ落ち着いて!イッツジョーク! ジョーク!HAHA!」


37 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:44:36.76 27oozu6n

ダイヤ「そのふざけた金髪を血色に染めて差し上げますわぁあああああああああああああ!!!!」


鞠莉「オウ マイ ゴッ!! ダイヤ、そのジャパニーズソードしまってぇえええ!」


ダイヤ「待ちなさい、逃がしませんよぉおおおおおおお!!!」
ドタバタ…


果南「なんか私たち」


曜「助かったね…」


善子「てかルビィはどうすんのよ、こんな体になっちゃって」


ルビィ「うぅ…」


千歌「マッチョ系アイドルとして売ったらいいんじゃないかな?人気でるよ!」


梨子「よくない!」


「あ、あの…」


曜「ん?あなたはたしか水泳部の…」


「は、はい。 黒澤さん」


ルビィ「ピギィ!?ルビィのこと?」


「うん、その…」


「次の、競泳大会に助っ人として出てもらえない?」


38 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:48:10.58 27oozu6n

ルビィ「競泳大会?」


花丸「あなたは、たしか同じ一年生の」


千歌「でもそれだったら果南ちゃんとかのほうがよくない?」


「今回の大会、学年別リレーなんです。でも一年生が1人足りなくて…」


ルビィ「せっかく泳ぎ方覚えたんだもん…ルビィ、やってみる!」


「ほんとに?!ありがとう!」


花丸「ルビィちゃん、ほんとに大丈夫?」


ルビィ「折角泳げるようになったんだし、自分の力を試してみたいんだ」



花丸「だったら…マルは応援をするだけずら、ルビィちゃんファイト♪」


ルビィ「うん、ルビィ…がんばルビィ!!」
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40 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:54:10.45 n68qIKgg

ドーピングで失格になりそう


41 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 21:56:08.93 27oozu6n

出場した大会で、ルビィは記録的、驚異的なタイムを叩き出す

それに触発された他の部員も驚くようなタイムをだし、みごとに全国へとコマをすすめる


全国大会決勝戦では、おしくも他県の出場校に敗れるが全国初にして3位という快挙を成し遂げ、浦の星女学院は競泳の新星強豪校として注目を浴びる


また、


千歌「スクールアイドルはもう古い!時代はシンクロナイズドスイミングだよ!」

Aqoursはスクールアイドルからシンクロナイズドスイミングへと転生し、県大会で優勝を果たす。それに続くかのように高飛び込みで渡辺曜が全国3位、松浦果南がフリーダイビングの大会で2位を勝ち取るなどした


さらに、今年度新設されたトレーニングルームや水泳施設もまた注目の的となり、浦の星にはその年、水泳界の有力若手選手が続々と入学希望を表明し、浦の星は廃校を免れた


それから十年後…


「やりました! 全国大会女子自由形メドレー浦の星女学院10連覇達成!」


浦の星女学院は肩を並べるものはいないといわれるほどの水泳強豪校として名を馳せていたのである


鞠莉「ハッピーエンドね!」


おしまい


42 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 22:03:46.16 n873jXDw

おう、ハッピーエンドだな!!(白目)


43 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 22:05:54.26 27oozu6n

「内浦のフェルプス」とルビィが呼ばれるようになったのは高2の夏であった


45 名無しで叶える物語 2016/10/02(日) 22:11:06.78 Z/sEEELh

ドーピング失格オチでなかった


49 名無しで叶える物語 2016/10/03(月) 13:11:21.92 UIHMAQRD

感動した


50 名無しで叶える物語 2016/10/03(月) 20:25:58.68 +FVUnG87

泣いた
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51 名無しで叶える物語 2016/10/03(月) 21:52:27.13 R7MrtUL8

これが本編でいいよ


引用元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1475407099/