2018/08/01(水) 17:52:49

事務所

ちひろ「んー! よしっ! 今日のお仕事終わり!」

心「お疲れー☆」

ちひろ「ありがとうございます! 久しぶりに定時で帰れますよ!」

心「おめでと☆」

心「なんか用事でもあるの?」

ちひろ「は? ないですけど。それが何か?」

心「ちょっ……怖い。怖いっす、千川さん」

ちひろ「そもそもですよ! 残業ってのはしないのが当たり前なんです!」

心「うい」

ちひろ「なんでこうも毎日毎日残業残業、挙句の果てには休日出勤なんですか!」

心「えっと……はぁとに言われましても……」

ちひろ「おかしいんですよ! 毎日毎日残業って! 定時で帰らない人は頭おかしいんですよ!」


  2018/08/01(水) 17:53:08

モバP(以下P)「えっと……なんかすみません」

ちひろ「え? プ、プロデューサーさん!?」

ちひろ「ち、違うんですよ! プロデューサーさんは頑張ってるからじゃないですか! ね!?」

心「え? お、おうよ! プロデューサー頑張ってる! 超頑張ってる!」

P「あはは……ありがとうございます……」

ちひろ「……ます……ら」

P「はい?」

ちひろ「私も手伝いますから! 残業しますから!」

P「だ、大丈夫ですよ! ちひろさん、定時上がりなんて久しぶりですよね!? 大丈夫ですから!」

ちひろ「手伝いますから……」

心「まぁ、そりゃそんな泣きそうな顔の人に『手伝え』とは言えんわな」

ちひろ「心さん、うるさい!」

心「んだと、てめぇ☆」


  2018/08/01(水) 17:53:30

P「あはは……。本当に大丈夫なんで、気にせず上がってください。俺もちょっとだけやったら上がりますんで」

ちひろ「うぅ……なんかすみません……」

P「いいですって。ちひろさん、きっと働き過ぎで疲れてるんですよ。たまにはゆっくり休んでください」

ちひろ「ありがとうございます……」

心「そうそう☆ ちひろちゃんもプロデューサーも働き過ぎなんだから、休める時に休んどけ☆」

P「あはは、俺としては忙しいのはありがたいですけどね」

心「この社畜め☆」

P「褒め言葉として受け取っておきます」

ちひろ「……でも」

心「いいっていいって。帰れるときに帰っておきなって☆ ね?」

P「心さんの言う通りです。またすぐに忙しくなりますし、その時はお願いします」

ちひろ「……はいっ!」

ちひろ「では、お言葉に甘えて。お先に失礼します。お疲れ様でした」

心「お疲れー☆」

P「お疲れ様です」


  2018/08/01(水) 17:54:06

ちひろ「……」

心「ん? どした?」

ちひろ「心さんは帰らないんですか?」

心「え? うん。もうちょっとだけ残ってようかなーって」

ちひろ「……」

心「な、なに?」

ちひろ「私も残って良いですか?」

心「……なんで?」

ちひろ「帰っても用事なんてなんにもないので。心さんとおしゃべりでもしようかなと思いまして」

心「えーっと……」

ちひろ「……デートですか?」

心「え? いえ? 違いますよ?」

ちひろ「なんで目ぇ逸らすんですか?」

心「そ、逸らしてませんよ?」

ちひろ「なんで敬語なんですか?」

心「あら? そうでして?」

ちひろ「デートなんですね?」

心「さ、さぁ?」

ちひろ「デートなんですか、プロデューサーさん」

P「えっ!? い、いや。そのー……」

ちひろ「……スキャンダルだけはくれぐれも気を付けてくださいね」


  2018/08/01(水) 17:54:28

心「だ、大丈夫だって! ちょっと事務所でおしゃべりするだけだし!」

P「そうです! 大丈夫です!」

ちひろ「えー……。むしろそれをデートって言っちゃうんですか、あなた達」

心「お、おうよ」

ちひろ「……はぁ」

P「どうしてため息なんですか」

ちひろ「いえ。今日日、そこらの中学生の方が進んでるなーって」

心「いーでしょっ! はぁと達にははぁと達なりのスピードがあるのっ!」

ちひろ「はいはい。では、末永くお幸せに」

心「帰れ帰れ!」

ちひろ「言われなくても帰りますぅー!」

ちひろ「はぁ……。まったくこの人達は……」


  2018/08/01(水) 17:54:49



ちひろ アパート

ちひろ「けっ! やってられるか!」

ちひろ「あんなバカップルのノロケに付き合わされるならさっさと帰れば良かった!」

ちひろ「……まぁ、まったく進展なかった頃に比べれば進歩……かな」

ちひろ「さて……ご飯作らなきゃ」

ちひろ「ん? 今、視界の端に何かが見えたような……」

ちひろ「っ!?」

ちひろ(あったかくって言うか暑くなったからそろそろだとは思ってましたが、まさかよりによって今日遭遇するとは!)

ちひろ「お、落ち着け……落ち着くんだ……」

ちひろ「こういう時は泡で固めるスプレーを……」

ちひろ「って! 今年まだ買ってない!」

ちひろ「ど、どうしよう……」

ちひろ「だれか……だれかにたすけを……」

ちひろ「し、心さぁん……」


  2018/08/01(水) 17:55:26



事務所

心「まったく、ちひろちゃんってば!」

P「まぁまぁ、落ち着いてください」

P「ちひろさんも疲れてたんですよ、きっと」

心「かもしれないけどさー! あれはひーどーいー!」

P「あはは……」

心「まったく!」

P「まぁ、俺達は俺達ですから。周りなんて気にしなくていいんですよ。きっと」

心「……うん☆」

心(……でも、確かにちひろちゃんの言う通りなんだよなー)

P「ん? どうしました?」

心「んーん。なんでもないぞ☆ ないよ☆」

P「? そうですか?」

心「うん☆」

心(まぁ、ちゃんと告白してないし、仕方ないけど……ね☆)

心「……」

心「……ねぇ、プロデューサー」

P「はい?」


  2018/08/01(水) 17:56:02

心「あの……さ……」

P「どうしました?」

心「えっと……二人きり……だね☆」

P「そうですね。ちひろさんも定時ですし、他の娘も今日はほとんど直帰ですしね」

心「……ねぇ」

P「は、はい? いや、ちょっ! 急に来られると心の準備がですね!?」

心「……あ、あのっ!」

P「は、はいっ!」

心(プロデューサーから言ってもらいたかったけど……。いつまでも待ってるだけじゃ何にも変わらない……!)

心「プ、プロデューサー!」

P「は、はい!」

心「そ、その……!」

携帯『~~♪』

心「け、携帯! ど、どこやったっけ!?」

P「なんでダースベ○ダーのテーマなんですか……」

心「ちひろちゃん専用です☆」

P「あはは……なるほど……」

心「ごめんね☆ ちょい出てくる☆」

P「はい」

P(……あー、ビビった……)

P「いや……ダメだろ……。俺から言わなきゃ……」
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10   2018/08/01(水) 17:56:22



心「もしもし~、どしたー?」

ちひろ『心さん……助けてください……!』

心「どこ? 家?」

ちひろ『はい……。もう私どうしたらいいか……』

心「すぐ行くから。待ってて」

ちひろ『はい……』

心「プロデューサー! すぐ仕事終われる!?」

P「え? はい。終われますよ」

心「ちょっと車出して! ちひろちゃんとこまで!」

P「了解です。すぐ行くんで車のとこ行っててください!」

心「さんきゅ☆」

心(待っててね、ちひろちゃん! すぐ行くから!)


11   2018/08/01(水) 17:57:02



ちひろ アパート前

心「私から連絡あったらすぐに来れるように待機してて。お願い」

P「了解です」

心「じゃあ、行ってくる」

P「はい。何かあればすぐ呼んでください」

心「ん☆」


12   2018/08/01(水) 17:57:41



心「ちひろちゃん!? どうした!?」

ちひろ「はい。これ持って」

心「え? うん。……食器洗剤?」

ちひろ「泡で固める奴が無かったので。奴らは洗剤かければ仕留められます」

心「……は?」

ちひろ「心さんはそれで。私はお風呂洗剤で行きます」

ちひろ「奴をみたのはもう30分以上前ですが、確実にまだ居ます。仕留められなければ平穏はありません」

ちひろ「何か質問は?」

心「ゴキブリ?」

ちひろ「はい」

心「そんな程度で呼んだの?」

ちひろ「死活問題です」

心「……ちひろちゃん」

ちひろ「なんですか」

心「ちょっと一発殴らせて」

ちひろ「いやです、って何!? 何!? なんなのっ!?」

心「はぁととプロデューサーの時間を返せコノヤロウ! 畜生!」

ちひろ「なにっ!? ちょっ! 痛い! 痛い! 一発じゃないじゃんっ!」

心「はぁとの勇気を返せー!」



13   2018/08/01(水) 17:58:03



数分後

ちひろ「いいじゃないですか……どうせ何もないんですし」

心「ちょっといい雰囲気だったんですぅー!」

ちひろ「キスするわけでもなしに……」

心「……あのままならちゅーくらいいけた」

ちひろ「うそっ!? ほんとですか!?」

心「……と思う」

ちひろ「……えっと、なんかすみません」

心「もういいです……」

ちひろ「えっと……その……頼れる人が心さんしか居なくて、ですね?」

心「……はぁ」

ちひろ「ごめんなさい……」

心「うん……」


14   2018/08/01(水) 17:58:43

ちひろ(……やっちゃったなぁ)

ちひろ(どうせ何にもないと思ってたけど、まさかそんな事になってるなんて……)

心「はぁ……」

ちひろ(うーん……これは本当にやっちゃったなぁ……)

ちひろ「あの、心さん」

心「んー……?」

ちひろ「今度、埋め合わせしますから」

心「んー……」

P「こんばんはー。買ってきましたよ」

ちひろ「ありがとうございます、プロデューサーさん」

ちひろ「それとごめんなさい。なんかお邪魔しちゃったみたいで……」

P「あー……。うん、まぁ気にしないでください」

P「心さん、ちひろさんの事ずっと心配してたんで。お礼やらは心さんに」

ちひろ「はい……」

ちひろ「心さん。改めてごめんなさい」

心「……はぁ。まぁいーよ。気にしないで」


15   2018/08/01(水) 17:59:23

心「確かにはぁともあれはどうかとは思ったし……って! 居た! あそこ! 壁! プロデューサー! 早く! 泡!」

P「えっ!? いや、ちょっと待って! まだビニールが!」

ちひろ「喰らえぇぇぇ!」

心「ギャーッ! 何してんの! なんでスプレー買ってきたのに洗剤ぶちまけるの!」

ちひろ「ちぃっ! 逃がしたか! 野郎! どこ行きやがった!」

心「落ち着けって言ってんだろ☆」

ちひろ「いてっ」

ちひろ「うー。頭チョップは酷くないですか?」

心「ちひろちゃんが暴れるからだろ☆」

心「もう、ちひろちゃんは仕方ないなぁ☆」

ちひろ(……ようやく笑ってくれましたね)

心「よしっ! ウダウダしててもしゃーない! さくっと奴を仕留めてどっか飲み行こうぜ☆」

P「え、俺車なんですけど」

ちひろ「コインパーキングですか?」

P「はい。近くのに停めてあります」

ちひろ「私が駐車場代も出しますので、プロデューサーさんも行きましょう?」

ちひろ「呼びつけちゃったせめてものお詫びに奢りますから」


16   2018/08/01(水) 17:59:41

心「ち、ちひろちゃんが……!?」

P「奢り……!?」

ちひろ「……これでも悪いなって思ってるんです!」

心「そうと決まればさっさと行くぞ☆」

P「ですね。ちひろさんの気が変わらないうちに」

ちひろ「……じゃあ! やりますよ!」

心「おう!」

P「はい!」

ちひろ(……心さんには悪いですけど、出来ればもう少しこのまま三人で遊んでいたいなって思う私も居たり)

心「ちひろちゃん! そっち! そっち行った!」

ちひろ「でりゃあああぁぁぁ!」

ちひろ(ま、埋め合わせはまた今度、と言う事で)

End
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引用元:http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1533113536/