2018/08/06(月) 00:47:12

10年前……

みく『ふんふんふーん♪』

白猫『にゃー……』

みく『ん? どしたのー?』

白猫『にゃーん、にゃにゃー』

みく『そっかぁ。迷子なんだね』

みく『じゃあみくも一緒に探してあげる!』

白猫『にゃー!』

みく『にゃふふ。いいって事にゃ!』

みく『あれ? ネコチャン、怪我してるね』

白猫『にゃー……』

みく『ちょっと待っててね』

みく『はい、出来たよ! お家に帰るまでみくのハンカチで我慢してね!』

白猫『にゃにゃ!』

みく『お家に帰ったらぜーったいに返してね! それ、みくのお気に入りなんだから!』

白猫『にゃんっ!』

みく『にゃふふっ! 良い笑顔にゃ!』


  2018/08/06(月) 00:47:32



東京

みく「はぁ……」

みく(今日もオーディション駄目だったなぁ……)

みく(諦めちゃいけないってわかってるケド……)

みく「これはさすがに心が折れそうにゃ……」

みく(あ……駄目だ……。こんなとこで泣いちゃ駄目なのに……)

みく「な、泣いちゃだめなのに……」

??「使いなさい」

みく「え? あ、ありがとうございます」

みく(すごく綺麗な人……まるで人間じゃないみたい……)

??「気にしないで。それは貴女のモノよ」

みく「へ?」

??「それじゃあ」

みく「えっ!? ちょっ! 待つにゃ! 待って!」

みく「歩くの早っ! 嘘でしょ!?」

みく「借りっぱなしなんて良くないし、返さなきゃ!」

みく「待つにゃー!」


  2018/08/06(月) 00:47:51



路地裏

みく(うーん。こっちの方に来たと思ったんだけどなぁ……)

みく「それにしてもこのハンカチ、すごく綺麗にしてあるけど、結構古いのかな」

みく「ワンポイントのネコチャンの刺繍がちょっとほつれてるし」

みく「……うん?」

みく(あれ? このハンカチどっかで見た事があるような……)

??「うげっ」

みく「ん?」

??「あっれー。おかしいな。どーしてここに居るのかにゃ?」

みく「えっと、人探しをしてたんです」

??「人探し?」

みく「うん! えっと、銀髪のすーっごく綺麗な人!」

みく(さっきの人もすごく綺麗だったけど、この娘もすっごく可愛いなぁ。どことなくネコチャンみたいな雰囲気)


  2018/08/06(月) 00:48:13

??「……あっちゃー。あの娘かー。見つかっちゃったのか」

みく「知ってるの!?」

??「うーん。まぁ、知ってると言えば知ってるケド」

??「みくちゃんはどーしてあの娘に会いたいのかにゃ?」

みく「えっと、さっきハンカチ貸してくれたんだけど……」

みく(……あれ? どうしてみくの名前……)

??「……それはみくのモノよ。そう言わなかったかしら。だから返す必要はないわ」

みく「あっ! さっきの人!」

??「こらこら。見つかっちゃ駄目でしょー?」

??「……みくが泣いていたんだもの。仕方ないでしょう?」

??「まぁそうだけどさー」

みく「あの、それよりもコレ……」

??「もう一度言うけど、それはみくのモノよ。返す必要はないわ」

みく「えぇ……どういう事にゃ……」


  2018/08/06(月) 00:48:38

みく「あ、それよりもどうしてみくの名前知ってるの?」

??「……」

??「んー。どう説明する?」

??「……」

みく「あっ、もしかしてさっきのオーディション一緒だったとか?」

??「どうしてそう思うのかしら?」

みく「だって二人ともすっごく綺麗だし! だから二人もアイドルになりたかったのかなって」

??「にゃははー。なるほどー」

??「まぁそんなところよ」

みく「やっぱりそっかー」

みく「二人はオーディションどうだったの?」

??「……どう、とは?」

みく「え? 合格かどうかって事だけど」

??「……」

??「にゃはは。困ったね、こりゃ」

みく「えっ? なんで?」

??「んーん。こっちの話。みくちゃんは気にしなーい」

みく「えー。そう言われると気になるにゃー!」

??「世の中には知らなくても良い事もあるのよ、みく」

??「そーそー。とゆーわけで、細かい事は気にしない!」

みく「えぇ……」


  2018/08/06(月) 00:49:02

みく「あ、それより二人の名前教えてくれない?」

??「名前?」

みく「うん! だって名前知らないと呼べないから」

のあ「……のあよ」

志希「あたしは志希ちゃんでーっす!」

みく「のあチャンに志希チャンね。みくは前川みくだよ! よろしくね!」

のあ「えぇ」

志希「うんうん。よろしくー」

みく「あの、のあチャン」

のあ「なにかしら」

みく「このハンカチ、本当に返さなくていいの?」

のあ「えぇ。それは元々貴女のモノ。私は貴女に返したに過ぎないわ」

みく「んん……?」

志希「まーまー。細かい事は気にしない気にしない」

志希「それよりもみくちゃん、そろそろ行かないと新幹線無くなっちゃうよ」

みく「ぎにゃっ! ホントだ! 早く帰らなきゃ!」

のあ「気を付けて帰りなさい。大阪は遠いでしょう?」

みく「ウン! ありがとね! のあチャン、志希チャン!」

みく「じゃーねー! また会おうね!」

のあ「えぇ。また……」

志希「ばいばーい」


  2018/08/06(月) 00:49:19

のあ「……」

志希「……」

のあ「行ったわね」

志希「行っちゃったね」

志希「ところでのあちゃん?」

のあ「仕方ないでしょう……」

志希「んー。まぁ、あたしも同じ事してたと思うし……。ま、仕方ないか」

のあ「それよりもここを見つけられてしまった方が問題よ」

志希「確かに。おっかしいなー。どーしてここに入れたのかなー?」

のあ「彼の魔法が弱くなっている……?」

志希「あたしが見る限りではそんな事はないケド……」

志希「どのみち報告はしなきゃだし、一度戻ろっか」

のあ「そうね」

志希「んじゃ。王サマのとこに行きますか」


  2018/08/06(月) 00:49:40



大阪 前川家

みく「んっんー……!」

みく(良い朝にゃ……)

みく「オーディションに落ちても朝はやってくる……」

みく「ははっ……辛いにゃ……」

みく「でもこれじゃあ駄目だよね! アイドルはいつも笑顔じゃなきゃ!」

みく「とりあえずまた来週のオーディションに向けてレッスン頑張らなきゃ」

みく(またあの二人にも会えるかも知れないしね!)

みく「あれ? なんでのあチャンはみくが大阪から来たって知ってたんだろ」

みく「みく、オーディションで大阪出身なんて言ってないし……」

みく「……」

みく「ま、いっか。また会えたら聞いてみよーっと」

みく「アイドルを目指してるならきっとまた会えるよね……」
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10   2018/08/06(月) 00:50:12



一週間後 東京 オーディション会場

みく「今日こそリベンジにゃ!」

みく「……」

みく(うーん。あの二人は居ないのかな。二人とも目立つからきっとすぐ分かると思ったんだけど……)

みく「またおしゃべりしたいにゃあ……」

スタッフ「前川さーん、次よろしくお願いしまーす」

みく「はーい!」




みく「はぁ……。やっぱりアイドルは甘くないなぁ……」

みく「そういえば先週はこっちの路地裏に入ったら二人に会えたんだよね」

みく(どうして二人がこんなとこに居たのかは気になるけど)

みく(もしかしたらまた会えるかも知れないし……)

みく「よしっ! 行くにゃ!」


11   2018/08/06(月) 00:50:51



路地裏

みく「あれ……?」

みく(先週見たのとなにか違う気が……)

みく「こんなに薄暗くなかったし、もっと明るかったし開けてたような……」

みく「道を間違えた……?」

みく(いや、そんなはずはないにゃ。だってあの看板には見覚えがあるし……)

ナンパ「ねぇ彼女」

みく「うん? みくの事?」

ナンパ「そうそう。みくちゃんって言うんだ。君可愛いね。こんなとこで何してるの?」

みく「えっと……」

みく(しまったにゃ……。これってきっとめんどくさい奴にゃ……)

ナンパ「ていうか暇してるなら俺と遊ばない?」

みく「ナンパならお断りにゃ。じゃーね!」

ナンパ「まぁまぁ。逃げないでよ。ちょっとでいいからさ~」

みく「は、離してっ……!」

ナンパ「そんなに嫌がらないでよ、傷つくなぁ」

みく「だ、誰か……!」

ナンパ「あー、無理無理。ここ、滅多に人なんて通らないから」

みく「っ! このっ!」

ナンパ「痛ぇっ!? 噛みやがったなこのガキ!」

みく(今の内に逃げなきゃ!)

ナンパ「待てコラ! クソガキが! 逃がすか!」


12   2018/08/06(月) 00:51:24



みく「はぁ……はぁ……!」

みく(どうしよう……まだ追っかけてくる……)

みく(駄目……。もう走れない……!)

みく(隠れてやり過ごそう……! その隠れて助けを呼ばなきゃ……)

ナンパ「どこ行きやがったクソガキ! 出て来い!」

みく(怖いよ……誰か……誰か助けて……!)

ナンパ「み~つけた♪」

みく「ひっ……!」

ナンパ「そんなに怖がらないでよ。大丈夫だって。俺とイイコトしよう?」

みく「やっ……いやっ……!」



13   2018/08/06(月) 00:51:52

のあ「その手を離しなさい」

ナンパ「あん?」

みく「の、のあチャン!」

のあ「その手を、みくから離しなさいと言っているの」

ナンパ「えー、なになに。お姉さんこの子の知り合い?」

のあ「……」

ナンパ「だんまりかー」

ナンパ「まぁいいよ、じゃあこの子の代わりにお姉さんが俺の相手してくれる?」

みく「だ、駄目にゃ! のあチャン!」

のあ「大丈夫よ、みく」

のあ「貴女は私達が必ず守るから」

みく「え?」

ナンパ「んー? 何訳のわかんないこと言ってるんだ?」

のあ「……失せなさい。今なら許してあげるわ」

ナンパ「は? 意味わかんないんですけど」

のあ「もう一度言うわ。失せなさい」

ナンパ「何強気になっちゃってるの」

のあ「……!」

ナンパ「な、なんだよその目……」


14   2018/08/06(月) 00:52:36

??「のあ。一人で先に行っては駄目だよ」

のあ「……みくの声が聞こえたから」

??「それは僕にも聞こえていたさ」

ナンパ「な、なんだよお前……」

??「そうだね。僕はのあ達のリーダーとでも言えばいいのかな」

??「そしてみくちゃんの味方で、君の敵だ」

??「のあが言ったように、今すぐにここから去り、金輪際みくちゃんに近寄らないと言うなら見逃してあげよう」

??「……断ると言うのなら、君は二度と人の世界には戻れない」

ナンパ「チッ! あーあー、もう興ざめだわ。なんなんだよお前らのその目は……」

のあ「みく、大丈夫?」

みく「の、のあチャン~……! 怖かった……怖かったよ……!」

??「やぁ、遅くなってすまなかったね。みくちゃん」

みく「えっと……貴方は……?」

??「んー。なんと言えばいいのだろうね」

志希「にゃはは~、この人はあたし達のプロデューサーだよん♪」

みく「プロデューサー……?」

P「ふむ……まぁ近いかもしれないね」

P「それよりも遅かったじゃないか、志希」

志希「のあちゃんと君が早すぎるんだよ」

P「ははっ、そうかもしれないね」


15   2018/08/06(月) 00:53:28

志希「ところで、アレ。どーするの?」

P「あぁ、そうだった。忘れてたよ」

P「のあ、僕はちょっと行ってくるからみくちゃんを頼んでいいかな?」

のあ「えぇ、構わないわ」

P「そうだね。事務所にでも案内しておいてくれ」

のあ「……いいの?」

P「あぁ、構わないよ」

みく「え? え?」

P「みくちゃん、落ち着くまでひとまず僕達の事務所でゆっくりすると良い」

P「きっと志希が素敵な紅茶でも淹れてくれるよ。ね?」

志希「味は保証できないけどね♪」

P「じゃあ、僕はアレを片づけてくるよ。また後ほど」

みく「えっ」

みく「行っちゃった……」

のあ「私達も行きましょう」

志希「だね~。さぁ、いざ我らが王国へごあんな~い!」

みく「えっ!?」


16   2018/08/06(月) 00:54:06



ナンパ「なんなんだよ……! あいつら……!」

ナンパ「あの目……どう見ても人間じゃねぇよ……」

黒猫「にゃー……」

ナンパ「ひっ!」

ナンパ「なんだ猫かよ! あっち行きやがれ!」

黒猫「にゃー!」

ナンパ(この目……! あいつらと同じ……!)

P「やぁ、待たせたね」

ナンパ「なっ……ひえっ!? な、は……ば、化け猫!」

P「化け猫とは失礼な。これでも一応、王なんだ」

黒猫「にゃー……」

P「あぁ、探すのを手伝ってくれてありがとう、ペロ。雪美にも戻るように伝えてくれるかな?」

黒猫「にゃっ!」
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17   2018/08/06(月) 00:54:45

P「さて、待たせたね」

P「……君はやってはいけない事をした。その罪は償ってもらおう」

ナンパ「な、なんなんだよ一体……! わけわかんねぇよ!」

P「はははっ。そうかそうか」

P「君は我が国の大事な客人に、のあ達の恩人に対し害をなそうとした……」

P「その罪は……許されるものではない。命で償ってもらおうか」

ナンパ「や、やめろ……! やめてくれ! もう二度とあいつに手は出さねぇからよ! 頼む!」

P「……僕はね。同族に手を出す輩に容赦はしないんだ」

P「そして、その同族の恩人である彼女達に害を加える者にもまた、容赦はしない」

ナンパ「ぎゃ、ぎゃあああぁぁぁぁ……!」


18   2018/08/06(月) 00:55:39



みく「ぐすっ……ひぐっ……」

のあ「……」

志希(どうやらみくちゃんは相当怖かったらしくて、落ち着いたら泣き出しちゃいましたとさ)

志希(のあちゃんがあたふたしてるの面白いな~)

志希「はい、みくちゃん。紅茶だよ」

みく「あ、ありがと……」

志希「うんうん。怖かったね。でももう大丈夫だよ」

志希「ね、のあちゃん?」

のあ「えぇ、もう大丈夫よ」

志希「まぁそれでも飲んで落ち着くといいよん♪」

みく「うん……。あ、おいしい……」

のあ「当たりだったようね」

志希「にゃはは~。だね~」

みく「当たり?」

のあ「志希はそこらへんにあるものを適当に混ぜるのよ」

志希「そゆこと♪ だから味の保証はないんだよねー」


19   2018/08/06(月) 00:56:07

P「やぁ、ただいま」

志希「おかえり~」

のあ「……どうだった?」

P「うん。もう大丈夫だよ」

みく「あ、あのっ!」

P「やぁ、みくちゃん。怖い思いをさせてすまなかったね」

みく「い、いえ! そんな!」

P「そんなに堅くならないで。志希、僕にも紅茶をくれるかな?」

志希「ほいほーい♪」

P「ありがとう。あぁ、今日は当たりだね」

P「みくちゃん」

みく「は、はい!」

P「落ち着いたかな?」

みく「……はい。助けてくれてありがとうございました」

P「頭を上げてくれないか。僕は当然の事をしただけだから」


20   2018/08/06(月) 00:56:38

みく「でも……」

P「気にしなくていい。僕らが受けた恩はこの程度では返しきれないからね」

みく「……?」

P「さて! ではみくちゃんも落ち着いたようだし、駅まで送っていこう」

P「のあ。頼めるかな?」

のあ「えぇ、任せて」

みく「あの、プロデューサーさん」

P「ん? 僕の事かい?」

みく「今日は助けてくれて本当にありがとうございました」

みく「あと……また、遊びに来てもいいですか?」

P「……うん。勿論構わないよ。きっとみんな喜ぶよ」

のあ「……いいの?」

P「何、構わないさ。のあもみくちゃんと遊びたいだろう?」

のあ「……そうね」

みく「ありがと!」

志希「にゃはは~。みくちゃんがまた来るならみんな喜ぶねー」

みく「みんな?」

P「ま、それはまた追々」

P「では、のあ。頼むよ」

のあ「わかったわ」

のあ「みく、行きましょう」

みく「うん! じゃあまたね!」

志希「ばいば~い」

P「あぁ、また会おう」


21   2018/08/06(月) 00:57:19

志希「……あんなこと言ってよかったのかにゃー?」

P「仕方ないさ。それにのあ達はみくちゃんが居たから今もこうしていられるんだ」

志希「まぁそーだけどさ」

P「それに、どうやらみくちゃんには僕の魔法が効き辛いらしい」

志希「あー、だから前回は入ってこれたんだ」

P「そうだね。志希から報告を受けた時はびっくりしたけど、みくちゃんなら仕方がない」

P「それに、また今回のような事があっては困る」

志希「それなら探させるよりは招いた方がってことね」

P「そういう事だ」

P「それより、志希。僕がプロデューサーってどういうことかな?」

志希「にゃっはっは~。みくちゃんの中では志希ちゃんとのあちゃんはアイドル目指してるって事になってるんだよん♪」

P「なるほど。だから不自然がられないようにか」

志希「そゆこと♪」

P「ふむ」

P「じゃあ、本当にプロデューサーになってみようかな」

志希「うん?」

P「ケット・シーにもたまには娯楽が必要なんだよ」

P「王ばかりでは肩が凝ってしまうからね」


22   2018/08/06(月) 00:58:00





のあ「……着いたわ」

みく「うん、送ってくれてありがとね、のあチャン」

のあ「気にしないで」

みく「……それにしてものあチャンも志希チャンもアイドルになれたんだね」

のあ「……?」

みく「みくも負けてられないなぁ……」

みく「あ、そろそろ新幹線来ちゃうから、もう行くね」

のあ「えぇ。気をつけて帰りなさい」

みく「うん、ありがと!」

みく「じゃあまた東京に来たときは遊びに行くね!」

のあ「待っているわ」


23   2018/08/06(月) 00:58:25

みく「あ、そうだ。会えたら返そうと思って持ってきたんだけど……」

みく「これ! ハンカチ、返すね!」

のあ「いいえ。それはみくのモノよ」

みく「あはは。前も言われたけど、これはみくのじゃないよ」

のあ「……貴女は忘れているだけ。でも私は一度も忘れた事はないわ」

のあ「お家に帰ったら返す。そう約束したもの」

のあ「だから、そのハンカチは貴女に返さなきゃいけない。それが私と貴女の約束よ」

みく「んー……? のあチャンが言ってる事がイマイチわからないにゃ……」

のあ「……わからなくていいのよ。私がわかっているから」

のあ「……もう行きなさい、みく。乗り遅れてしまうわ」

みく「……うん、わかったにゃ! じゃあこのハンカチはみくが預かっておくね」

みく「じゃあ、のあチャン。本当にありがとう!」

みく「助けに来てくれて、みく、本当に嬉しかったにゃ!」

のあ「私もよ。あの時、助けてくれた事、今でも感謝している」

みく「??」

のあ「わからなくても仕方ないわ。気にしないで」

みく「う、うん」

みく「……じゃあね! のあチャン! また会おうね!」

のあ「えぇ、また会いましょう」
http://u111u.info/jT66

24   2018/08/06(月) 00:58:46



新幹線 車内

みく(んー。のあチャンの言っている事がよくわかなかったにゃ……)

みく「でも、のあチャンが別れ際に見せてくれたあの笑顔をどっかで見た事がある気がするんだよね~……」

みく「まぁ、いっか」

みく「ふわぁ……」

みく(色々あって疲れちゃったな……。着くまでちょっとだけ寝よう……)

みく「また……遊びに行きたいな……猫の……事務所……」

End


引用元:http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1533484008/