1 2018/09/21(金) 18:23:02
灯織は別に1人で飯屋に行ける子だとは思っています
2 2018/09/21(金) 18:23:21
――夕方、駅前
めぐる「それじゃ、私はこっちの電車だから!」
真乃「お疲れ様、めぐるちゃん」
灯織「明日もレッスン場でね」
めぐる「あ、灯織ひおり」スススッ
灯織「……なに?」
めぐる「ほら、もう暗くなっちゃうし、途中まで真乃と帰り道一緒だよね? 灯織が送ってあげないと」ヒソヒソ
灯織「え? う、うん……そう、なのかな」
灯織(真乃のほうが年上なのに私が送るの……?)
真乃「? 2人とも、どうしたの?」
灯織「あ……えっと、真乃、そろそろ暗くなる頃だし、途中まで送っていこう……かなって」
めぐる「」ウンウンウンウン
真乃「ほわっ……大丈夫だよ。今日は鳩さんたちに送ってもらうから」
バサバサバサバサバッ!!
灯織「そ、そう……」
めぐる「なーんだ」
真乃「よいしょっ、それじゃあ灯織ちゃん、めぐるちゃん、またね。むんっ!」ビューンッ!!
クルッポー
クルッポー
バサバサバッ!!
めぐる「また明日ねー!」
灯織「お疲れ様」
めぐる「それじゃあ私も電車来るし帰ろうかな。じゃあね灯織」
灯織「うん、お疲れ様」
めぐる「それじゃ、私はこっちの電車だから!」
真乃「お疲れ様、めぐるちゃん」
灯織「明日もレッスン場でね」
めぐる「あ、灯織ひおり」スススッ
灯織「……なに?」
めぐる「ほら、もう暗くなっちゃうし、途中まで真乃と帰り道一緒だよね? 灯織が送ってあげないと」ヒソヒソ
灯織「え? う、うん……そう、なのかな」
灯織(真乃のほうが年上なのに私が送るの……?)
真乃「? 2人とも、どうしたの?」
灯織「あ……えっと、真乃、そろそろ暗くなる頃だし、途中まで送っていこう……かなって」
めぐる「」ウンウンウンウン
真乃「ほわっ……大丈夫だよ。今日は鳩さんたちに送ってもらうから」
バサバサバサバサバッ!!
灯織「そ、そう……」
めぐる「なーんだ」
真乃「よいしょっ、それじゃあ灯織ちゃん、めぐるちゃん、またね。むんっ!」ビューンッ!!
クルッポー
クルッポー
バサバサバッ!!
めぐる「また明日ねー!」
灯織「お疲れ様」
めぐる「それじゃあ私も電車来るし帰ろうかな。じゃあね灯織」
灯織「うん、お疲れ様」
3 2018/09/21(金) 18:23:33
灯織「さて、と……めぐるも帰ったし、私も電車に――」
――グゥゥゥゥッ
灯織「っ!」
灯織(お腹空いた……そうだ、今日は家に誰もいない日だから、夕食の材料も買い置きしてなかった……)
灯織(今から買い物に行って、家で夕食の支度……いや、それだと遅すぎるから……)
灯織「たまには……どこかで食べて帰ろうかな」
灯織(だけど、駅前だからお店もたくさんあって……どこに行けばいいんだろう)
灯織(真乃かめぐるがいてくれたら、おすすめのお店とかを教えてくれるのに……っ!?)
灯織(……ダメ、こんなことで2人を頼ろうと思うなんて……外食くらい自分で決めるようにしないと、また2人の足を引っ張っちゃう……!)
灯織「……ん?」フワッ
灯織(この香ばしい肉の香り……どの店から……あっ)
『いきなり!ステーキ』
灯織(いきなりステーキ……入ったことはないけど、そういえばこのお店はいろんなところで見かける……)
灯織(店舗数も多いのかな……有名なチェーン店なら外すこともないだろうし、たまにはこういうお店に入ってみようかな)
灯織「……よし」
……
…………
――グゥゥゥゥッ
灯織「っ!」
灯織(お腹空いた……そうだ、今日は家に誰もいない日だから、夕食の材料も買い置きしてなかった……)
灯織(今から買い物に行って、家で夕食の支度……いや、それだと遅すぎるから……)
灯織「たまには……どこかで食べて帰ろうかな」
灯織(だけど、駅前だからお店もたくさんあって……どこに行けばいいんだろう)
灯織(真乃かめぐるがいてくれたら、おすすめのお店とかを教えてくれるのに……っ!?)
灯織(……ダメ、こんなことで2人を頼ろうと思うなんて……外食くらい自分で決めるようにしないと、また2人の足を引っ張っちゃう……!)
灯織「……ん?」フワッ
灯織(この香ばしい肉の香り……どの店から……あっ)
『いきなり!ステーキ』
灯織(いきなりステーキ……入ったことはないけど、そういえばこのお店はいろんなところで見かける……)
灯織(店舗数も多いのかな……有名なチェーン店なら外すこともないだろうし、たまにはこういうお店に入ってみようかな)
灯織「……よし」
……
…………
4 2018/09/21(金) 18:24:26
――『いきなり!ステーキ』(店内)
「いらっしゃいませー」
灯織「あ、はい」
「こちらのお席でお願いします」
灯織「はい」
「お先にサイドメニューからお伺いします」
灯織「えっ」ビクッ!
灯織(お肉の注文は……?)
灯織「……それじゃあ、サラダを」
灯織(……焦っちゃダメ。きっとお肉の注文は別で取るはず……そう、まだその時じゃない、だから……!)ハァ……ハァ……
「かしこまりました。他にご注文はありますか?」
灯織「い、いえ……大丈夫……です」
「かしこまりました。それでしたらこちらの番号札をお持ちになって、あちらのカット場でお肉のご注文をお願いします」
灯織(……ガラス越しにお肉をカットしている店員が見える)ハッ!
灯織(そうだ、きっと食べたい量の大きさに切り分けてくれるサービスのお店なんだ……! いける、それさえ分かれば私だって……!)スタスタスタスタ
灯織「……すみません」
「いらっしゃいませ。お肉のご注文でしょうか?」
「いらっしゃいませー」
灯織「あ、はい」
「こちらのお席でお願いします」
灯織「はい」
「お先にサイドメニューからお伺いします」
灯織「えっ」ビクッ!
灯織(お肉の注文は……?)
灯織「……それじゃあ、サラダを」
灯織(……焦っちゃダメ。きっとお肉の注文は別で取るはず……そう、まだその時じゃない、だから……!)ハァ……ハァ……
「かしこまりました。他にご注文はありますか?」
灯織「い、いえ……大丈夫……です」
「かしこまりました。それでしたらこちらの番号札をお持ちになって、あちらのカット場でお肉のご注文をお願いします」
灯織(……ガラス越しにお肉をカットしている店員が見える)ハッ!
灯織(そうだ、きっと食べたい量の大きさに切り分けてくれるサービスのお店なんだ……! いける、それさえ分かれば私だって……!)スタスタスタスタ
灯織「……すみません」
「いらっしゃいませ。お肉のご注文でしょうか?」
5 2018/09/21(金) 18:26:42
灯織「はい、この――」
灯織「っ!?」ビクッ!
ドクンッ!!
灯織(な、なに……お肉の、種類……? リブ、ロース……ヒレ……アンガス……?)ハァ、ハァ、ハァ……!
灯織(そんな……お肉の種類なんて、全然分からない……!!)
灯織(こんな時に、鶏肉に詳しい真乃や、本場のアメリカでステーキを食べてそうなめぐるがいてくれたら……)
灯織(そうだ……!)ハッ!
『灯織……灯織や……お店の注文に困ったら店員にこう言いなさい』
灯織(前に真乃とめぐる、2人から教えてもらったメニューの注文の仕方、これで……!)
灯織「……お、おまっ、かせで」
灯織(そう、これで店員に――)
「すみません、種類とかはお客様に選んで頂かないと……」
灯織「!!!!!?!?!?」ビクッ!!
灯織「っ!?」ビクッ!
ドクンッ!!
灯織(な、なに……お肉の、種類……? リブ、ロース……ヒレ……アンガス……?)ハァ、ハァ、ハァ……!
灯織(そんな……お肉の種類なんて、全然分からない……!!)
灯織(こんな時に、鶏肉に詳しい真乃や、本場のアメリカでステーキを食べてそうなめぐるがいてくれたら……)
灯織(そうだ……!)ハッ!
『灯織……灯織や……お店の注文に困ったら店員にこう言いなさい』
灯織(前に真乃とめぐる、2人から教えてもらったメニューの注文の仕方、これで……!)
灯織「……お、おまっ、かせで」
灯織(そう、これで店員に――)
「すみません、種類とかはお客様に選んで頂かないと……」
灯織「!!!!!?!?!?」ビクッ!!
6 2018/09/21(金) 18:26:55
ドクンッ! ドクンッ!
灯織(そ、そんな……や、やっぱり個人経営の居酒屋で店主に頼むような注文の仕方じゃダメってこと……!?)ハァ、ハァ、ハァ……!
灯織(これ以上店員を困らせたら、ダメ……な、なにか……なんでもいいから、言わない、と……)
灯織「えっ、あ……じ、じゃあ……リブ、ロース……? これ、150グラム……」
「あーすみません、それは出来ないですね」
灯織「ふひぇっ!?」ビクゥッ!!
灯織(なんで、どうして!? メニューに書かれているお肉なのに注文できないなんて……!?)ヒューッ! ヒューッ!
灯織(だ、だめ……緊張で、体が震えて……呼吸も、苦しくなって……やっぱり、私は何にも出来ないままで……)ハァッー! ハァッー! ハァッー!
灯織(助けて……真乃……めぐる……!!)
恋鐘「あれぇー……灯織!! 灯織もいきなりステーキに来とったばい!」
灯織「!?」ビクッ!
……
…………
灯織(そ、そんな……や、やっぱり個人経営の居酒屋で店主に頼むような注文の仕方じゃダメってこと……!?)ハァ、ハァ、ハァ……!
灯織(これ以上店員を困らせたら、ダメ……な、なにか……なんでもいいから、言わない、と……)
灯織「えっ、あ……じ、じゃあ……リブ、ロース……? これ、150グラム……」
「あーすみません、それは出来ないですね」
灯織「ふひぇっ!?」ビクゥッ!!
灯織(なんで、どうして!? メニューに書かれているお肉なのに注文できないなんて……!?)ヒューッ! ヒューッ!
灯織(だ、だめ……緊張で、体が震えて……呼吸も、苦しくなって……やっぱり、私は何にも出来ないままで……)ハァッー! ハァッー! ハァッー!
灯織(助けて……真乃……めぐる……!!)
恋鐘「あれぇー……灯織!! 灯織もいきなりステーキに来とったばい!」
灯織「!?」ビクッ!
……
…………
7 2018/09/21(金) 18:27:14
恋鐘「注文の仕方が分からん―?」
灯織「う、うん……その、初めて来たお店で、何がなんだか……分からなくなって……」
恋鐘「そかそかー。それならうちと一緒に注文しよか? 席も隣同士で一緒に食べるばい!」
灯織「……い、いいの? 月岡さん……」
恋鐘「恋鐘でよかばい! 同じ事務所のメンバーが偶然同じお店に来とったんやし、仲良う一緒に食べるばい」
灯織(月岡さん……すごく優しい人なんだ。いままであまり話したことはなかったけど……)
灯織「……それじゃあ、恋鐘、一緒に食べてもいい?」
恋鐘「うんうん、じゃあ注文しよか?」
灯織「うん……さっき、リブロースの150グラムを注文したら断られて……」
恋鐘「お肉ん種類ごとに注文しきる最低グラム数が決まっとーよ」
恋鐘「リブロースは300グラムから、ヒレは200グラムからで色々違うけんね」
灯織「ほ、ホントだ、メニューにもちゃんと書いてる……表記されているのに見落として、間違った注文をして店員に迷惑を掛けて……」
灯織「やっぱり私は真乃やめぐるがいないと……」
恋鐘「あはははあっ! そげんこと気にせんでもよかばい、それじゃあ注文しよか?」
灯織「う、うん……その、初めて来たお店で、何がなんだか……分からなくなって……」
恋鐘「そかそかー。それならうちと一緒に注文しよか? 席も隣同士で一緒に食べるばい!」
灯織「……い、いいの? 月岡さん……」
恋鐘「恋鐘でよかばい! 同じ事務所のメンバーが偶然同じお店に来とったんやし、仲良う一緒に食べるばい」
灯織(月岡さん……すごく優しい人なんだ。いままであまり話したことはなかったけど……)
灯織「……それじゃあ、恋鐘、一緒に食べてもいい?」
恋鐘「うんうん、じゃあ注文しよか?」
灯織「うん……さっき、リブロースの150グラムを注文したら断られて……」
恋鐘「お肉ん種類ごとに注文しきる最低グラム数が決まっとーよ」
恋鐘「リブロースは300グラムから、ヒレは200グラムからで色々違うけんね」
灯織「ほ、ホントだ、メニューにもちゃんと書いてる……表記されているのに見落として、間違った注文をして店員に迷惑を掛けて……」
灯織「やっぱり私は真乃やめぐるがいないと……」
恋鐘「あはははあっ! そげんこと気にせんでもよかばい、それじゃあ注文しよか?」
8 2018/09/21(金) 18:50:55
灯織「う、うん……それじゃあ、リブロースの300グラムでお願いします」
「焼き加減はどうしましょうか?」
灯織「えっ!?」ビクッ!
灯織(や、焼き加減……!? どうしよう、お肉の焼き加減なんて何を選べばいいのか……)
灯織(美味しいのはレアって聞くし、だけど生の部分を食べて体調を崩しちゃうと明日のレッスンが……)ハァ、ハァ、ハァ……
恋鐘「ミディアムね」
「かしこまりました」
灯織「えっ、恋鐘……?」
恋鐘「はじめてならミディアムがよかばい。お店の人でそれぞれ焼き加減も違うし、これなら丁度よかばい」
灯織「そ、そうなんだ……ありがとう」
恋鐘「それじゃあ次はうちの注文やね。すみませーん、リブロースの800グラム、ミディアムね」
「かしこまりました」
恋鐘「それじゃあ席で待っとるばい!」
……
…………
「焼き加減はどうしましょうか?」
灯織「えっ!?」ビクッ!
灯織(や、焼き加減……!? どうしよう、お肉の焼き加減なんて何を選べばいいのか……)
灯織(美味しいのはレアって聞くし、だけど生の部分を食べて体調を崩しちゃうと明日のレッスンが……)ハァ、ハァ、ハァ……
恋鐘「ミディアムね」
「かしこまりました」
灯織「えっ、恋鐘……?」
恋鐘「はじめてならミディアムがよかばい。お店の人でそれぞれ焼き加減も違うし、これなら丁度よかばい」
灯織「そ、そうなんだ……ありがとう」
恋鐘「それじゃあ次はうちの注文やね。すみませーん、リブロースの800グラム、ミディアムね」
「かしこまりました」
恋鐘「それじゃあ席で待っとるばい!」
……
…………
9 2018/09/21(金) 18:53:21
灯織「恋鐘は……よくいきなりステーキに来るの?」
恋鐘「うちお肉がばり好いとるからよう来てるけん! マイレージポイントももう少しでプラチナになるばい!」
灯織「へえ……太るんじゃない?」
恋鐘「そげんことなかよ! ここに来たらお米は食べないようにしとるし、次の日のレッスンばよう頑張っとるけん!」
灯織「ふうん……」
恋鐘「うちらもアイドルなんやけん、レッスンば頑張るんな当然ばってんね」
「お待ちしました。リブロース300グラムをご注文のお客様」
灯織「あ、私です」
恋鐘「おおー! こん匂い、美味しそう!」
「リブロース800グラムをご注文のお客様」
恋鐘「うちばい!」
灯織「……それ、全部食べるの?」
恋鐘「? そうばい」
灯織「……やっぱり太るよ」
恋鐘「大丈夫ばい! いつもこれくらい食べよるし! それじゃあいただきまーす!」
灯織「……頂きます」
……
…………
恋鐘「うちお肉がばり好いとるからよう来てるけん! マイレージポイントももう少しでプラチナになるばい!」
灯織「へえ……太るんじゃない?」
恋鐘「そげんことなかよ! ここに来たらお米は食べないようにしとるし、次の日のレッスンばよう頑張っとるけん!」
灯織「ふうん……」
恋鐘「うちらもアイドルなんやけん、レッスンば頑張るんな当然ばってんね」
「お待ちしました。リブロース300グラムをご注文のお客様」
灯織「あ、私です」
恋鐘「おおー! こん匂い、美味しそう!」
「リブロース800グラムをご注文のお客様」
恋鐘「うちばい!」
灯織「……それ、全部食べるの?」
恋鐘「? そうばい」
灯織「……やっぱり太るよ」
恋鐘「大丈夫ばい! いつもこれくらい食べよるし! それじゃあいただきまーす!」
灯織「……頂きます」
……
…………
10 2018/09/21(金) 18:55:28
恋鐘「それでうちらがレッスンば頑張って帰ってきたときには事務所であん女ばプロデューサーとイチャイチャしとったんだよ!!」グチグチグチグチ
恋鐘「アイドルやりに事務所に来とるんに何やっとったい!」ガツガツガツガツ!!
恋鐘「かー! 卑しか! 卑しか女ばい!!」
灯織「愚痴ばっかり言ってるとご飯も美味しくなくなるよ」
恋鐘「おっとと……そやね。灯織はいい子ばい」
灯織「私は別に……恋鐘こそ、1人で上京して、いきなりステーキのことだって詳しいし、凄いね」
恋鐘「すごかろー?」
灯織「ステーキも思っていたより美味しいし……今度は、真乃とめぐるを誘ってみようかな」
恋鐘「うんうん、みんなで仲良くいきなりステーキばい!」
灯織「鶏肉はないけど……真乃ならきっと来てくれるよね、うん」
……
…………
恋鐘「アイドルやりに事務所に来とるんに何やっとったい!」ガツガツガツガツ!!
恋鐘「かー! 卑しか! 卑しか女ばい!!」
灯織「愚痴ばっかり言ってるとご飯も美味しくなくなるよ」
恋鐘「おっとと……そやね。灯織はいい子ばい」
灯織「私は別に……恋鐘こそ、1人で上京して、いきなりステーキのことだって詳しいし、凄いね」
恋鐘「すごかろー?」
灯織「ステーキも思っていたより美味しいし……今度は、真乃とめぐるを誘ってみようかな」
恋鐘「うんうん、みんなで仲良くいきなりステーキばい!」
灯織「鶏肉はないけど……真乃ならきっと来てくれるよね、うん」
……
…………
11 2018/09/21(金) 18:56:11
――駅前
恋鐘「それじゃ灯織、今日はお疲れ様」
灯織「うん、今日はありがとう。すごく助かったよ」
恋鐘「あははっ! 次は1人でちゃーんと注文できるようにならなね」
――グギュルルルルッ!!
恋鐘「っ!?」ビクッ!
灯織「どうしたの?」
恋鐘「……ちょっと、昨日もアンティーカのみんなと焼き肉食べに行ったけん。お通じがちょーっと良うなかね」グルルルルル
灯織「無理しないほうがいいよ」
恋鐘「……じゃ、うちは先に帰るばい」
灯織「うん、気を付けてね」
恋鐘「ばりうんこ行きたか―!」ピュー!!
灯織「恋鐘、大丈夫かな……大丈夫だよね。それじゃあ私も……」
P「ん……灯織、まだ帰ってなかったのか?」
灯織「プロデューサー……? お疲れ様です。プロデューサーは、いま帰りですか?」
P「ちょっとこれから打合せで出る予定で車出したんだが、灯織を見かけてな。いま帰りか?」
灯織「はい。外食を済ませていました。こんな時間から打合せですか……お疲れ様です」
P「そうか、もう暗いしな……丁度いい、家まで送ってあげるから車に乗りなさい」
灯織「え、いえ……プロデューサーはまだお仕事みたいですし、1人で帰れます」
P「見かけてしまったしそういうわけにもいかないよ。灯織の家を通っても打ち合わせの時間には間に合うから大丈夫だ」
灯織「……分かりました。それじゃあお願いします」
……
…………
恋鐘「それじゃ灯織、今日はお疲れ様」
灯織「うん、今日はありがとう。すごく助かったよ」
恋鐘「あははっ! 次は1人でちゃーんと注文できるようにならなね」
――グギュルルルルッ!!
恋鐘「っ!?」ビクッ!
灯織「どうしたの?」
恋鐘「……ちょっと、昨日もアンティーカのみんなと焼き肉食べに行ったけん。お通じがちょーっと良うなかね」グルルルルル
灯織「無理しないほうがいいよ」
恋鐘「……じゃ、うちは先に帰るばい」
灯織「うん、気を付けてね」
恋鐘「ばりうんこ行きたか―!」ピュー!!
灯織「恋鐘、大丈夫かな……大丈夫だよね。それじゃあ私も……」
P「ん……灯織、まだ帰ってなかったのか?」
灯織「プロデューサー……? お疲れ様です。プロデューサーは、いま帰りですか?」
P「ちょっとこれから打合せで出る予定で車出したんだが、灯織を見かけてな。いま帰りか?」
灯織「はい。外食を済ませていました。こんな時間から打合せですか……お疲れ様です」
P「そうか、もう暗いしな……丁度いい、家まで送ってあげるから車に乗りなさい」
灯織「え、いえ……プロデューサーはまだお仕事みたいですし、1人で帰れます」
P「見かけてしまったしそういうわけにもいかないよ。灯織の家を通っても打ち合わせの時間には間に合うから大丈夫だ」
灯織「……分かりました。それじゃあお願いします」
……
…………
12 2018/09/21(金) 18:57:20
――車内
P「……灯織、焼き肉でも行ったのか?」
灯織「えっ……あ、臭い、しますよね。すみません……こういうところが気付かないなんて、やっぱり私は……」
P「灯織が焼き肉ってイメージはあんまりないな……真乃とめぐるの3人で行ったのか?」
灯織「いえ、2人ではなくて恋鐘といきなりステーキにいきました」
P「恋鐘とか、珍しいな」
灯織「はい。色々教えてもらっていました」
P(アイドルのこととか、か……他のユニットと交流出来たならいいことだな)
P「そうか、よかったな。恋鐘と話してどうだった?」
灯織(どうだった……どう、だった? 恋鐘と話したことといえば、恋鐘の愚痴といきなりステーキの注文の仕方くらいで……何か、何か……)
灯織「……そう、ですね。恋鐘は駅前でうんこに行きたいからって別れましたけど……」
灯織「……今日教えてもらったことは、次に活かしていきたいと思います」
P「そうか。まあ、何かいい話を聞けたならよかったよ」
灯織(次にいきなりステーキにいったときは、ちゃんと注文できるようにしておかないと……)
P(いきなりステーキ食いながらアイドルの何を教えてもらったのかは分からんが)
灯織「……次は、真乃とめぐるの3人で食べにいきたいな」
おわり
P「……灯織、焼き肉でも行ったのか?」
灯織「えっ……あ、臭い、しますよね。すみません……こういうところが気付かないなんて、やっぱり私は……」
P「灯織が焼き肉ってイメージはあんまりないな……真乃とめぐるの3人で行ったのか?」
灯織「いえ、2人ではなくて恋鐘といきなりステーキにいきました」
P「恋鐘とか、珍しいな」
灯織「はい。色々教えてもらっていました」
P(アイドルのこととか、か……他のユニットと交流出来たならいいことだな)
P「そうか、よかったな。恋鐘と話してどうだった?」
灯織(どうだった……どう、だった? 恋鐘と話したことといえば、恋鐘の愚痴といきなりステーキの注文の仕方くらいで……何か、何か……)
灯織「……そう、ですね。恋鐘は駅前でうんこに行きたいからって別れましたけど……」
灯織「……今日教えてもらったことは、次に活かしていきたいと思います」
P「そうか。まあ、何かいい話を聞けたならよかったよ」
灯織(次にいきなりステーキにいったときは、ちゃんと注文できるようにしておかないと……)
P(いきなりステーキ食いながらアイドルの何を教えてもらったのかは分からんが)
灯織「……次は、真乃とめぐるの3人で食べにいきたいな」
おわり
引用元:http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1537521782/